早いもので、このブログを開設してから今日、2017年 6月 3日でちょうど 2年が経過しました。正直、まだ 2年しか経っていないのか、随分経ったような気がするなぁという気持ちです。そして、5/23 (火) をもって訪問者総数が 10万人を突破、この記事を書いている時点で 103,299人という数字です。何の気なしに急に思い立って始めたブログであり、しかも生来の無精癖もあって、ほかの方のブログで自分のブログを宣伝するようなこともやったことがないし、周りの人たちにもそれほど知らせていないので、たまたま検索で引っかかったことをきっかけに、何度も訪れて頂く方が多くおられるということかと思います。10万人とはまた大変な数字で、今後記事が増えるとともに加速度的に増えて行くわけでしょうから (記事の数が減ることは多分ないわけで 笑)、有り難いのはもちろんですが、気楽に始めたブログにしては、ちょっと責任も出てきてしまったかと、やや焦っております。まあそれにしても、ゾンビ映画の隣に文芸映画があり、ブルックナーの交響曲の隣に坂本龍一の初演曲があり、仏教哲学の隣に新しい SF があり、海外の演劇の隣に能があり、古代文明の遺跡の隣にアール・ブリュットありと、こんなごった煮なブログも、そうそうはないのかなぁと思っていますが、例えばユジャ・ワンの記事を求めて来た人が仏像についての記事を読んで下さったり、ワーグナーの記事を求めて来た人が永井荷風についての記事を読んで下さったりということがあれば、いわゆる文化というものの多義性をいろんな方々に感じて頂けるかと思うと、こんなブログでも何かのお役に立てることもあるかもしれないと思っています。

ここでお決まりの定点観測をすると、2015年 6月 3日から今日までは 732日 (今日を含む)。その間に書いた記事はこれを含めて 623。この記事を含む「その他」に分類したものが 12。ということは、732日間に 611の記事を書いているので、約 1.2日に 1記事ということになる。いつも申し上げることだが、私は普通の勤め人なので、残業も飲み会も出張もあり、時には記事の時刻から、「はっはぁ、このラプソディは明らかに飲み会のあとの泥酔状態で書いてやがるな」とバレてしまうものもあるかと思うが、まあそれも、文化の諸相をいろんな人たちに向けて語りたいという熱意の表れと思って頂ければ幸いである。

いつもこの種の記事では、昭和の俳優の写真を使って来たが、今回は趣向を変えて、色紙の写真を載せることとしよう。これは、先般訪れた市川文学ミュージアムで購入した、井上ひさしの言葉 (あ、もちろんオリジナルの書ではなく、コピーです)。
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むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに
ゆかいなことをまじめに
書くこと

私は決めましたよ。これを今後の座右の銘にします。是非今後とも、よろしくお願い申し上げます。

by yokohama7474 | 2017-06-03 20:09 | その他 | Comments(0)

昨年の6月にブログを開設して以来、未だ1年半に満たない新米ブログではありますが、おかげさまを持ちまして、本日総訪問者数が5万人を超えました。あまり実感は沸かないのですが、これはかなり大きい数字であると思います。やはり日本には文化に興味をお持ちの方々が沢山おられるのだという事実に意を強くするとともに、こんなに気まぐれなブログにお付き合い頂いている方々には、心から感謝の意を表明させて頂きます。私はもとより音楽や美術や映画の専門家ではないし、どの分野についても評論活動をしているつもりはないので、即興的に気の向くままに書き連ねており、それゆえに筆(は最近使わないな・・・笑)が走りすぎることもあれば、事実として間違ったことを書いてしまうこともあります。コメントで間違いをご指摘頂いた場合には、その旨を記載して訂正するようにしており、一旦公開した文章にはなるべく手を入れないようにしています。それは、文化の諸相に触れてその時々に自分が感じたことを、なるべくヴィヴィッドに書き残したいという気持ちゆえのことであり、親切なご指摘を頂く方には感謝申し上げるとともに、事実の間違いだけはなるべく減らして行きたいものだと思っております。

ちなみに、ブログを書き始めてから今日を入れて535日目。書いた記事はこれを入れて452で、うち、このようなご挨拶の記事(「その他」に分類)は11あるので、実質、なんらかの文化的事柄を扱った記事は441。535日に441記事なので、平均すると1.21日に1記事ということになり、以前計算したときよりペースは少し落ちているものの、依然としてなかなかのペースであると思います。実は、記事の蓄積が増えるにつれ、特定のアーティストについて以前自分の書いたことなど、自分でも調べる必要が段々増えてきました。そんなとき、PCでもスマホでも、ブログ内検索の機能があるので重宝しています。もし皆様方も過去の記事を見たいと思われれば、是非検索機能をご活用頂ければと思います。

ひとつお知らせがあります。本日を持ちまして、トラックバックの受付を停止させて頂くこととしました。これまでご活用頂いた方には心苦しいのですが、私自身の書きたい内容と異なる内容の記事へのトラックバックもどうしても出て来てしまうこともあり、ブログの一貫性という観点から、そのようにすることとしました。何卒ご理解下さい。尚、コメントはこれまで通りオープンですので、是非忌憚ないご意見をお寄せ下さい。

それでは、これからも円月殺法ばりの筆致で(だから筆は使わないって 笑)文化の諸相に迫りたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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by yokohama7474 | 2016-11-18 23:48 | その他 | Comments(0)

ブログ開設一周年

おかげさまで、昨日 2016年 6月 3日をもって、このブログの開設一周年を迎えました。ええっと、今年はうるう年なので、1年が 366日。それに昨日当日を加えて 367日間の間に書いた記事の数が 324。そのうち「その他」に分類した記事が 9つあるので、このブログの本来の趣旨である文化探訪に関する記事は 315ということになる。367日に 315本の記事。平均すると、約 1.16日に 1本。まあほぼ毎日に近いペースで記事を書いてきたことになる。私のことをご存じない方は、もしかしたら引退して時間のたっぷりある人間だと思われるかもしれないが、なんのことはない、出張もあれば残業もあれば接待も飲み会もある普通のサラリーマンなので、その生活の中、このペースで記事を書き続けたことは、まずまずのことかな、と思います。実際、ブログを書く前にも文化生活という意味では同じようなペースでコンサートや美術館や映画に出かけていたものの、慌ただしい生活にまみれて、見たり聴いたりしたことをすぐに忘れてしまうようなこともあって、それはいかんと思ったことが、そもそもブログを始めようかと思い立ったきっかけである。ただ、それほど悲壮な決意を持って始めたわけでもなんでもなく、ちょっとやってみようかな、くらいの軽い気持ちであった。実はそれは今でも変わっていなくて、多少仕事の要領をよくするとか、調べものをするとか、睡眠時間を減らすということは仕方なくやっているが、青息吐息で決死の記事を書いているわけではなく、まあ、かなりの場合、酔っぱらって気楽にやっているのである。書いているうちにうたた寝してしまっているのに、目覚めると文章が進んでいることもあります。不思議です (笑)。ほとんどシュールレアリストによる自動筆記 (オートマティスム) のようである。実際どの記事も、書き始めるまで何を書くか決めておらず、まあそれは即興的にやっているので、書くことがあまり心理的な負担にはなっていないのでしょうな。
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やって行くうちに気付いたのは、記事の蓄積が増えると、過去の記事へのアクセスによって、訪問者数が加速度的に増えるということ。一度書いた記事は消さないわけだから、これは当然のことだ。ただ、それにしても、最初は訪問者 1,000人、2,000人で喜び緊張していたものが、1年経過してみると、累計訪問者数 28,312人という数字に至っており、ちょっとびっくりだ。中でも、ベルリン・フィル 4連発と若冲展の記事を書いたあと、今年の 5月16日には、excite ブログ中のアクセス数順位で、「音楽」カテゴリーでは 1510ブログ中 6位、「アート・デザイン」カテゴリーでは 1693ブログ中、実に 3位になったことは、全く信じられない思いであった。一応は、自分が見たり聴いたりしたことから感じた事柄を率直に記すことで、少しでも文化の諸相に近づきたいし、また、特に東京という大都会で起こっている文化イヴェントの意義を紹介したいという思いに駆られているので、アクセスが多いことは大変励みになります。

ふと気まぐれに思いついて始めたブログなので、またいつ、ふいとやめてしまうか分かりませんが、当面は続ける所存ですので、またお立ち寄り頂ければ幸いです。いろんなものを見ては記録する。この広目天像のような態度で、様々な文化と切り結びます!!
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by yokohama7474 | 2016-06-04 01:37 | その他 | Comments(0)

いつもご愛読頂いている方も、また、たまたま立ち寄られた方も、どうもありがとうございます。

このブログは、書き手である私個人が、様々な文化の分野で見たり聴いたりしたことを、徒然なるままに書き連ねているものです。なるべく事実誤認がないように、また、私と違う意見の方に不快な思いをして頂かないように、私なりの気遣いはしているつもりですが、時にはかなり急いで書いていることもありますので、間違ったことを書いたり、文章の推敲が充分でない場合もあろうかと思います。そんなとき、事実誤認のご指摘や、異なるご意見の披露など、私個人と知遇がある方にせよない方にせよ、コメントを頂ければ大歓迎です。しかしながら最近、読む人が困惑したり、場合によっては不愉快になるような内容や言葉使いのコメントが入ることがままあります。そのような場合、私の判断でコメントを削除させて頂くこともありますので、なにとぞご容赦下さい。ネットの社会では顔が見えないので、何でも自由に発言できるのがよい点ですが、それでもやはり、いや、それだからこそ、低いレヴェルでの個人の誹謗中傷や決めつけ等、他の方々も不愉快になるような内容を書き込むことは、このブログでは厳に慎んで頂きたいと思います。ここは文化を愛する人たちの集う場でありたいと思っています。

話は変わりますが (笑)、日本最古の金剛力士像は法隆寺中門にあります。先日願掛けしておいたので、このブログのルールに反する人は、この仁王様が黙っておられませんぞ!!
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by yokohama7474 | 2016-05-16 00:11 | その他 | Comments(2)

昨年 6月にこのブログを始め、10ヶ月が経とうとしています。もう 10ヶ月であり、まだ 10ヶ月です。初期の頃は、訪問者が 1,000人超えた、2,000人超えたということを感謝の記事にしていたのですが、しばらくご無沙汰しました。おかげさまで今日、累計訪問者数が 20,000人を超えました。これはなかなかにびっくりするような数字だと思います。知り合いの方からご挨拶頂いたり、見知らぬ方から親しげなコメントを頂戴したり、散々な悪口を言われたり、思わぬ VIP からコンタクトがあったり、とにかくいろいろあって面白いです。

まあ所詮は川沿いの家に住んでいる一介のサラリーマンが好き勝手なことを書いている場ではありますが、ただ、文化の諸相に単身乗り込んで行こうという意気込みだけはあるつもりですので、ご覧の方々には、今後とも忌憚ないご意見をお寄せ頂ければ幸いです。こんな風にカッコよくは行きませんが、微力を尽くす所存です。機会があれば、また覗いてやっておくんない。
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by yokohama7474 | 2016-04-04 22:02 | その他 | Comments(2)

よいお年を!!

早いもので、2015年も残すところあと僅かになりました。私にとっては、個人的にも仕事の上でも、よいこと悪いこと、本当に様々なことがあった 1年でした。軽い気持ちで思い立って 6月にブログを開設してから約 7ヶ月 (正確には初日と今日を合わせて 212日)、今書いているものを含めて 208 の記事を書いて来たので、ほぼ 1日 1記事に近いペースだったことになります。通算訪問者数 (記事別アクセスではなく、のべで何人の方に見て頂いたかという数字) も 9,500にあと少しというところまで来ました。これは大変な数だと、改めて思います。私が街頭でミカン箱の上に立って演説しても、とてもこんな数の人たちに話しかけることはできないので (笑)、インターネットならではだなぁと、年の瀬に思いを新たにしております。

私としては、ブログを書いているせいで本を読む時間が激減してしまったのは悩みの種ですが、書いているのは楽しいし頭の整理にもなるので、来年はブログを継続したまま、少しうまく時間をやりくりして、読書の時間も捻出するようにします。私は普通の勤め人であって、音楽も美術も映画も、全然専門家ではありませんが、様々な文化のジャンルで、「へぇーそんなことがあるのか」「そんな面白いことが東京で起こっているのか」「こういう部分は日本の悪い点だな」「よい点だな」などということを考えて頂けるような内容にして行きたいと思いますので、いつもご覧頂いている方も、たまたま立ち寄られた方も、是非来年もよろしくお願い致します。

今年の締めくくりのヴィジュアル・イメージは、たまたま直近の記事でゴヤを話題にしたので、彼の版画集「きまぐれ (ロス・カプリチョス)」から、有名な「理性の眠りは怪物を生む」を掲げておこう。私の思うところ、この絵の意味は、もちろん、覚醒した理性をもって邪悪なものや腐敗を断ち切れという教訓的な内容もあろうが、むしろ、芸術家にとっては、昼の社会生活から解放されたところに、想像力の翼を広げる余地があるのだという解釈の方がゴヤにはふさわしいのではないか。物事は常に矛盾をはらみ、それゆえにこそ芸術は多面性を持つもの。そのことを実感できる日々は、充分文化的だ。来年も理性の覚醒と休息の間で、現実と非現実の切り替えを楽しみたいと思う。
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それでは、よいお年を!!

by yokohama7474 | 2015-12-31 10:34 | その他 | Comments(0)

この 1ヶ月ほどの間にヨーロッパ、アメリカ、アジアと出張が入り、その間に最愛の飼い犬の急逝という悲しい事態に襲われ、そして (私のことを個人的にご存じの方はお分かりのように) 仕事の面でも大きなイヴェントがあったりと、なんとも慌ただしい日々であった。そのために映画館や美術館に行く時間と気力がなく、相変わらず本を読む時間も不足していて、まあかろうじてコンサート通いだけは続けていたわけであるが、その間にも、おかげさまでこのブログをご覧頂く方の数は増えてきております。ブログを始めて 5ヶ月だが、気が付くと訪問者数は既に 5,000 を超えており、最近始めたランキングでも、「音楽」と「アート・デザイン」という 2分野で登録しているところ、大抵はそれぞれの分野の上位 1/10 くらいには入っており、大変励みになります。ご覧頂いている皆さま、誠にありがとうございます。

驚いたのは、バイロイト音楽祭での「トリスタン」についての記事のアクセスが異様に多いことで、やはりこの国のドMぶり、いや、ワーグナー愛好ぶりは大変なものなのだなぁと実感します。この上演が BS で放送された日には 200 以上のアクセスがあり (この日のランキングは、それぞれのカテゴリーで約 1,500 ブログ中11位及び、約 1,800 ブログ中15位)、この記事の総アクセス回数は既に 1,000 を余裕で超えております。そこで、どんなことを書いたかなと思い、自分でもその記事を読み返してびっくり!! なんと、悪口ばっかりではないか!! (笑) うーん、演出家の方はドイツ人だから、この記事を読んで気を悪くされることはないと思いながらも、記事を書くにあたっては、あまり軽はずみな表現は避ける必要あるなと、改めて自分を戒めた次第。まあもちろん、書いているこちらとしては、軽口叩いてはいても、それなりに自分の思ったことを率直に表現しているつもりなので、違う考えの方も当然沢山おられるだろうと割り切っておりますが、読んで頂く方が不愉快になるようなことだけは避けたいと思っています。

どうせなら、こんな感じで頑張って参りたいと思う今日この頃であります。引き続きよろしくお願い申し上げます。
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by yokohama7474 | 2015-11-13 00:02 | その他 | Comments(0)

しばらくブログの更新が止まっておりました。10/4 (日) からヨーロッパ出張に行っていたことも一因ですが、記事にするネタはいくつかあるにも関わらず、手つかずになっておりました。更新を楽しみにされている方には、大変申し訳ありませんでした。

その間、まさに私が出張に出たその日に、訪問者数が 3,000 を超えました。ブログ開設以来、最初の 1,000人まで 85日、次の 1,000人まで 24日、そしてさらに次の 1,000人までわずか 14日であったことになります。ご覧頂いて本当にありがとうございます。

さて、このブログは、私の趣味の事柄を徒然に書き綴っているので、あまり感傷的な話題にはそぐわないのですが、今日だけは感傷的に書いてしまいます。お気に召さない方もおられるでしょうから、その場合には飛ばして頂き、また次の記事にご期待下さい。

2015年10月 8日(木)は、わが家の愛犬、ルルの命日となりました。17歳と 8ヶ月の生涯でした。犬としては天寿をまっとうしたと思います。ルルはメスのビーグル。あのスヌーピーの犬種で、とにかくいたずら大好きで手のかかる猟犬です。垂れ耳で暴れん坊で、きかん気で、でも実は人間が大好きで。ビーグルの場合、飼った人でないと分からない愛着があると言います。手がかかるだけにいとおしい、そんな犬種です。

あれは 1998年。家人と二人で、犬でも飼おうということになり、犬を飼うならやんちゃなビーグルがいいよねと言ってペットショップに行ったのですが、売り物になっているビーグルは、どうもイメージにそぐわないおとなしい子ばかり。そんな中、まだ売り物になっていない後ろのガラスのショーケースから、ピョンピョン飛び跳ねる赤ん坊ビーグルが。その元気が気に入って、店の人の「まだ売り物になっていないんで」という言葉を無視して、試しにショーケースから出してもらうと、私の腕にすがりついて、セーターについていたボタンをガリガリかじり始めました。店の人も驚いて、「こんなことを誰にでもするわけじゃないので、相性がいいということですね」とのコメント。これがルルとの出会いでした。

本当は、犬を飼ったらカエサルという名前にしたかった。でもこれはオスの名前だからメスには使えない。幼くして家族になったこの犬の名前をどうしようと考えて、ルルにしたのですが、決して風邪薬の名前ではありません。これは、ベルクのオペラ「ルル」にもなっている、ヴェデキントの小説「地霊」「パンドラの箱」を原作とする無声映画、ゲオルク・ウィルヘルム・パプスト (私も以前ウィーンで墓参りしたことがある) の 1929年の作品、「パンドラの箱」の主演女優、ルイーズ・ブルックスに因むものなのです。
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このボブカットがビーグルの耳そっくり。それから、ウチの姫は、この戯曲や映画やオペラのルルのようなワルい女かも、という意味でした。加えて、唄うように陽気な性格にもぴったりで、いい名前をつけることができたと自画自賛しております。

・・・その最初の出会いから、横浜 → ニューヨーク → ロンドン → 東京と、我々の転居に伴い、18年近い時間をともにすることになったわけです。思い出はそれこそ星の数こそあって、困ったことにその分の涙をそそるのですが、ウチに来てまもない頃 (生後 2ヶ月) の写真がこれ。既にして段ボールなどをバキバキに破壊しています。
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少し成長すると、そのいたずらは限界を知らずにヒートアップ。バキバキにしたソファーの上で、これまたビーチサンダルをバキバキに。この視線の底知れぬいたずらぶりをなんとしよう。
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これは、ニューヨークの家で笑っているルル。若いかといえばさにあらず、既に 8歳でした。でも、住居近くのハドソン川沿いやセントラルパークはもちろん、5番街も闊歩したし、メトロポリタン・オペラの開幕日 (ナタリー・デセイ主演の「ルチア」でした) に、並み居るセレブを尻目に我々の腕の中でライヴビューイングもしました。メッチャメチャ元気で、散歩の途中、いろんなニューヨーカーの人たちから声をかけられました。なので、いわば親善大使のように、国境を越えて実に多くの人に笑いを与えた犬でした。そう考えるとまあ、魔性の女ではなかったわけですかね (笑)。マンションのエレベーターの中で黒人の人と乗り合わせると、きっと物珍しかったのでしょう、好奇心満々で無遠慮にジロジロ見て、ひやひやしたことも。
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それから、まあそれはそれは大変だった検疫手続を経てロンドンへ。この犬種の発祥は英国なので、その肌寒い気候を喜んだことといったら。庭付きの家で充分運動できるようにと郊外の住居(キツツキが鳴き、キツネが走りまわるような) を選び、英国中を旅行しましたよ。北は湖水地方を経てスコットランドとの境のハドリアヌス帝の長城まで。西はコーンウォール半島の先端、その名も Land's End まで。南はブライトン、セヴンシスターズ。それから、エクスターとか、作家ブラム・ストーカーが「吸血鬼ドラキュラ」の構想を練ったウィットビーとか、人間様でもなかなか行けないところにあちこち出かけました。あ、それから、入国すぐにはバッキンガム宮殿近くのホテルに宿泊し、宮殿の真ん前で思いきりオシッコしたりもしました。この写真は、ブロンテ姉妹の故郷、ハワースにて。ヒースクリフを待つキャサリンか。まあでもコイツの激しい気性はそんなところがありました。一生ヒースクリフとは縁がなかったし、本当は甘えん坊だったけど。
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11歳で日本に帰国してからも、元気のなんのって。今住んでいる川沿いの住まいも、広い土手で思う存分散歩できるということが選択の大きな理由のひとつでしたし、実際、近年まで本当にこの環境をエンジョイして、川沿いを延々散歩したものでした。よく我々夫婦は、ルルのテーマとして、ストラヴィンスキーの組曲第 2番の第 4曲、「ギャロップ」がぴったりだと話していました。以下のリンクで聴ける曲の後半に当たります。
https://www.muzikair.com/jp/player/track/83j23p-Stravinsky-Igor-Suites-No2-for-chamber-orchestra-III-Polka-V-Galop

思い出はきりがないので、延々書き連ねる気はなく、自分たちの心にしまっておきます。18年近い生涯で、最後まで歩くこともでき、目も耳も問題なく、人の言葉 (英語だって!!) が分かる犬でいてくれたことに、本当に感謝したいと思います。ここ 2ヶ月くらいでも、こんなに元気でしたよ。まあもちろん、年が年だけに、体は既に限界に来ていたのでしょうが、そんな顔ひとつしないあたり、コイツらしかったと思います。
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この写真は、私がマグリット展に出品されていた作品のうち、画面奥に石が浮いているようにも、山に乗っているようにも見えるものがあったことを記事にした後でたまたま撮られたもの。後ろのバランスボール、浮いてる? 乗ってる?
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それからこれは、私がバイロイトから毎日記事を更新していた頃、その記事をパソコンで熱心に読んでいた様子 (笑)。ちょっと眠そうかな。
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親バカですが、やんちゃとはいえ、本当は実にデキた奴で、死ぬ前日まで散歩もしていたし、寝込むこともなく、ピンコロで逝ってしまいました。もちろん、最期には苦しむことにはなりましたが、私が10月8日(木)の朝に海外出張から帰るその瞬間までがんばって生きていて、昏睡状態に入る前に、一度しっかりと目を開けて私の顔を見ました。こちらはそれで死んでしまうとはその時点ではまだ思っていなかったけど、本人としてはサヨナラを言ったつもりだったのかもしれません。苦しいのに、よく頑張ったね。

ルルは今日、2015年10月10日朝、荼毘に付され、星になりました。今までありがとう。オマエと一緒にいられて、パパとママは本当に幸せだったし、オマエも幸せでいてくれたと思う。これから、当たり前にいるはずの存在がいなくなってしまったことの喪失感を免れることはできないけど、オマエが教えてくれた前向きな生き方を倣って、これからも生きて行くよ。さようなら。

10月 8日に本来なら行くはずだった、クリストフ・エッシェンバッハ指揮ウィーン・フィルの来日公演のチケットは、ルルの命日を刻んだ書類として、ずっと手元に取っておくことにします。
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by yokohama7474 | 2015-10-10 23:39 | その他 | Comments(2)

6月 3日にブログを開始し、8月27日に訪問者が 1,000人を越えたのですが、今日 9月20日には、ついに 2,000人を越えました。ええっと、最初の 1,000人まで 85日、次の 1,000人まで 24日ということになります。まあ、記事の数がどんどん増えて行くわけなので、アクセスが加速度的に増えて行くのは道理ではありますが、それだけ多くの人たちにご覧頂いていると思うと、柄にもなくちょっと緊張します。

こんな感じから
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こんな感じまで
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いやー、ありガとう。

by yokohama7474 | 2015-09-20 23:06 | その他 | Comments(0)

ありがとうございます

6月 3日からブログを始めて未だ 3ヶ月足らずなのですが、おかげ様で今日、アクセスが 1,000件を超えました。本当に個人の趣味でくだらないことをあーだこーだと好き勝手に書いているだけですが、文化全般について、いかに自分が無知であるかを思い知る一方で、私とともにいろんなことをご一緒に学んで頂ける方がおられるのだなと、勝手に思っております。すみません。自分勝手な人間なものですから (笑)。

今後もなるべく面白い記事を書いて行きたいと思いますので、お立ち寄りの皆様からの率直なコメントも頂戴したいと思います。いろんな文化領域に、こんな感じで切り込んで行きたいと思っております。
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うーん、そっか。新たに経験する映画について書いている限り、黒澤映画について書く機会はないわけだ。でも、黒澤映画ほど私の魂を揺さぶる映画群も少ないわけで、そのうち、新たなジャンル設定をして、長々と黒澤映画等々について語りたいと思っております。ちなみに、私の ID は Yokohama7474 になっていますが、黒澤 = 三船映画で横浜を舞台にしたものといえば、これですよね。ご存じない方はあまりおられないと思いますが (?)、万が一そのような方がおられれば、是非ご一報下さい。一度きりの人生、この映画を知っていると知らないでは、大きな差がつくということをご説明申し上げます。ま、それはそれとして、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。丈夫で壊れないナショナルシューズのようなブログを目指します!!
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by yokohama7474 | 2015-08-27 23:58 | その他 | Comments(0)