2015年 08月 12日
ドイツ、ニュルンベルク その 2 : ドク・ツェントルム、ナチス党大会跡
能書きはともかく、現地に到着してみると、このような表示が。日本語のガイドブックにも、「ドク・ツェントルム」と書いてあって、バック・トゥー・ザ・フューチャー (古いな) ではあるまいし、どういう意味かと思いきや、「ドク」とは Dokumentation、英語でいう Documentation だ。ツェントルムはセンターだろうから、ドキュメンテーション・センター、すなわちナチ勃興とナチズムについての証拠書類を集めた場所という意味なのだろう。この直截性がなんともすごい。「安らぎ」とか「繰り返さない決意」という情緒を含んだ言葉を選ばない点、ドイツのナチズムとの厳しい対峙姿勢が見て取れる。
そして、湖の横を通って、大通りへと出た。果てしない一直線だ。左を見る。
ハードな一日であったが、バイロイトのホテルに戻ってきて調べてみると、ニュルンベルク裁判が開かれた法廷は一般公開しているものの、火曜日は休みとのこと。この日はたまたま火曜であったので、夕方から無理して出かけて行っても、無駄骨になるところであった。やはり、危険なほど暑い炎天下に歴史遺産めぐりをする者に、まああまり無理すんなやという、天の声であったのかもしれない。よーし、次回は絶対行くぞー。地元でこんなマニアックなガイドブックも手に入れたし、次回は万全です。