2017年 04月 29日
木 × 仏像 飛鳥仏から円空へ 日本の木彫仏1000年 大阪市立美術館
この日は天気がよく、天王寺公園ではドッグランで犬を遊ばせる人もいれば、家族で芝生の上でくつろぐ人たちも。
QUOTE
表徴とは裂け目である。そのあいだから覗いているのは、ほかならぬもう一つの表徴の顔である。
UNQUOTE
この本、難解ではあるものの、相撲から歌舞伎から学生運動やパチンコに至るまで、日本について縦横に語っていて面白い。エクリチュールだかオートクチュールだか知らないが、あまり思想用語に惑わされずに読んでみるのも一興かと。
さて、例によって話が脇にそれてしまったので、もとに戻そう。これも珍しい作品で、大阪、東光院の釈迦如来像。と書いて気付いたが、これは豊中市にある萩の寺ではないか!! 私は子供の頃何度か行ったことがある。こんな仏像があるとは知らなかったが、これは何かというと、京都清凉寺の霊像、釈迦如来の光背についていた化仏 (けぶつ) なのである。像高 8cmと非常に小さく、後世になって文独自の光背と文殊菩薩、普賢菩薩が添えられたということらしい。