川沿いのラプソディ


川沿いの住まいから、音楽、美術、映画その他文化一般を語りつくします。
by Crop Stock
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
> どれみどりさん 朝..
by yokohama7474 at 23:30
by どれみどり at 17:04
> カギコメさん 海外..
by yokohama7474 at 20:53
> 吉村さん そうでし..
by yokohama7474 at 23:51
キーシンですが、2列目で..
by 吉村 at 22:08
> どれみどりさん 先..
by yokohama7474 at 21:40
> エマスケさん コメ..
by yokohama7474 at 21:33
昨日27日、キーシン演奏..
by どれみどり at 19:03
こんにちは。 またお邪..
by エマスケ at 12:15
> 吉村さん 「春の祭..
by yokohama7474 at 01:10
メモ帳

ミッション : インポッシブル / フォールアウト (クリストファー・マッカリー監督 / 原題 : Mission : Impossible - Fallout)

e0345320_00261251.jpg
前作の「ローグ・ネイション」から 3年。「ミッション・インポッシブル」シリーズの最新作 (第 6作) である。この映画の撮影中にトム・クルーズがジャンプの際に建物に激突して足首を骨折したというニュースが報道されていて、どうなることかと思いきや、意外なほど早く映画は完成し、公開の運びとなった。それ以外にも、この映画のために彼はヘリコプターの操縦を学んだと聞いたが、その知識を持って予告編の映像を見ると、この男はいつか映画の撮影で本当に命を落とすことになるのではないか、と本気で心配になるほどだ・・・まぁ、今に始まったことではないが。プログラムの記載によると、足首の怪我は全治 9ヶ月と言われたものの、理学療法や集中的なトレーニングによって、6週間後 (!!) には撮影を再開したとのこと。実は全力でダッシュするシーンでも、未だ足は骨折状態であったというから驚く。それ以外にも、高度 7620mを時速 250kmで飛ぶ飛行機から実際に飛び降りたり (しかもその間にトラブルが発生して対処する)、峡谷を飛んでいるヘリからぶら下がったロープを登っていったり、パリの街をヘルメットなしでオートバイで高速逆走したり、大詰めではカーチェイスならぬヘリ・チェイスを行ったり、それはもう、インポッッッシブルなミッションの数々にトライしているのである。あぁぁー、危ないっっっ!!!
e0345320_00290025.jpg
e0345320_00294302.jpg
e0345320_00414586.jpg
もうこれは、誰が止めても本人はやめないだろうし、ましてや私ごときがここでいくら危険だと叫んでみても詮無いことなので (笑)、この話題はこのあたりとしよう。本作の特徴は、シリーズで初めて、前作とストーリーにおける連続性があるということである。実際のところ、ほかのシリーズ物でもそうだが、忙しい現代人の場合、3年も前の前作の内容を覚えていることはなかなかに難しく、前作との連続性にどれほど意味があるのか分からない。だが、常連のサイモン・ペッグや、前作の印象的な活躍以降、いくつも出演作を見るようになってきたレベッカ・ファーガソンの顔を見ると、少しほっとする。あ、それから、アレック・ボールドウィン。
e0345320_00440861.jpg
e0345320_00461312.jpg
e0345320_00393364.jpg
さすが人気シリーズ最新作。これだけでもかなり豪華な布陣だが、それ以外の役者にも注目するべきで、特に今回シリーズ初登場の謎のキャラクターがまたよい。髭を生やしているので最初は分からなかったが、よく見るとこれはヘンリー・カヴィル。現在スーパーマン役を演じている役者である。プログラムに載っている彼のインタビューが面白くて、「これまでの人生で絶対不可能なことに挑戦したことはありますか」との問いに、「この映画を生き延びることだね (笑)。いや、冗談じゃないよ。この映画の撮影中、何度も死ぬと思ったから。もし、そのことをうちの母に相談していたら、うちの母はトムに電話をかけて止めさせようとしていたと思うほどで (笑)」と答えている。ユーモアを交えてはいるが、うーむ、これは本音なのだろう。いかに過酷な現場であったか想像がつこうというものだ。
e0345320_00460288.jpg
これ以外にもさらに濃いキャラクターがあれこれ登場するこの映画、今思い出してみれば、それだけ多くの登場人物を使いながら、かなり要領のよいストーリーテリングで物語を捌いていたと思う。上記で列挙したようなストレートなアクションシーンの数々に加え、複雑に錯綜するロマンスあり、裏切りとトラップによって何度も起こるどんでん返しあり、意外な人物の死あり、追い詰められた場面でのユーモアあり、なかなかに手が込んでいる。これはやはり、本作で監督のみならず、脚本と製作も担当しているクリストファー・マッカリーの手腕に負うところ大であろう。1968年生まれの 50歳。
e0345320_00550573.jpg
因みに彼の過去の関与作品は以下のようなもの。
 2008年 ワルキューレ (脚本 / 製作)
 2012年 アウトロー (監督 / 脚本)
 2014年 オール・ユー・ニード・イズ・キル (脚本)
 2015年 ミッション:インポッシブル / ローグ・ネイション (監督 / 原案 / 脚本)
 2016年 ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
 2017年 ザ・マミー / 呪われた砂漠の王女

これは誰でもすぐ分かる通り、すべてトム・クルーズ主演の映画である。特に、本作の全編である「ミッション : インポッシブル / ローグ・ネイション」からの継続性が注目される。なるほど、これはかなり厚い信頼関係が既に出来上がっているということだろう。そうなると今後も期待なのであるが、既に 56歳のトム・クルーズが一体あと何年、この過激なアクションを続けるのであるか、世界は固唾を飲んで見守ることになるだろう。いやだから、あ・ぶ・ないって!!!
e0345320_01044216.jpg
題名の「フォールアウト」の意味は、私も知らなかったが、放射された核物質が拡散して地上に降下することを指すらしい。この映画では核兵器を使って大規模テロを起こそうとするテロリストと、それを防ごうとする主人公たちの対決が描かれているが、昔と違って東西冷戦というはっきりした世界の勢力地図がなくなってしまった現代では、どこかの国の政府ではなく、テロリスト集団が核兵器を使用する恐れは、以前から指摘されている。そもそもスパイ物の「ミッション・インポッシブル」は、その物語の前提であった東西冷戦時代から既に遠く離れて、現代のリアルなテロの恐怖を題材にしているわけである。これが映画の中の話で留まってくれることを、切に願わずにはいられない。まぁもちろん、これだけ凝ったストーリー構成と、トム・クルーズの極限的に危険な演技を見るだけで、現実世界から逃避することができるので、その世界に浸ればよいのいかもしれない。そう割り切って、また次のインポッッッシブルなミッションを待ちたいと思う。

by yokohama7474 | 2018-09-13 01:14 | 映画 | Comments(0)
<< 横尾忠則 画家の肖像 横尾忠則... 東京二期会公演 プッチーニ :... >>


最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧