ヴァイオリン協奏曲二長調作品 35 (ヴァイオリン : シモーネ・ラムスマ)
交響曲第 5番ホ短調作品 64
クラシックを聴く人なら、知らない人はいないどころか、好きではない人はいないような名曲 2曲。今日と明日の 2回、同じ演目が演奏されるが、土日ということもあり、チケットはいずれも完売。日本人に大人気のチャイコフスキーである。かく言う私も、ヴァイオリン協奏曲は正直、少し聴き飽きた感がないでもないが、5番のシンフォニーはまぁ、わが生涯を通して本当に飽きもせずに繰り返し聴いているものだ。クラシックの入門曲なので、高校生の一時期は、文字通り毎日毎日毎日毎日聴いていたこともある。そして、50を越えた今となっても、ふと気づくと頭の中でこの曲が鳴り響いていることがよくあるから厄介だ (笑)。きっと高尚なクラシックファンの方からすると、この交響曲などは、感傷的で陳腐な曲だと思われるであろう。何より作曲者自身がそう言ってこの曲を低く評価していたのだから、きっとそうなのでしょう (笑)。私とても、高尚なクラシック音楽を嫌いとは言わないが、でも、この親しみやすく、時に感傷的なチャイコフスキーという作曲家の作品には、きっとなにか人生の真実が秘められているがゆえに、多くの人々と同様、私も抗しがたい魅力を感じるのだと、ネットの大海の片隅で堂々と宣言しておこう。
コンチェルトでヴァイオリン・ソロを聴いたのは、今回が初来日となるオランダの女流、シモーネ・ラムスマ。
カンブルランの次回来日は、新シーズン最初の 4月。ほんの 2ヶ月後である。マーラーの「巨人」をメインとするプログラムで開幕。そして、バルトークの歌劇「青ひげ公の城」の演奏会形式上演もある。彼らしい意欲的なプログラミングにおいて、また素晴らしい演奏を期待したい。
2017年 02月 03日
トッド・ソロンズの子犬物語 (トッド・ソロンズ監督 / 原題 : Wiener Dog)
そんなわけで、可愛い子犬ちゃんの大冒険を見たい方には、全くお薦めできません (笑)。テイストの違いによって裏切られるリスクを覚悟の上で、とにかくブラックなものを見たいというもの好きな方には、特に見るなと止めることもしません。88分の短い映画ですしね (笑)。
2017年 02月 01日
シルヴァン・カンブルラン指揮 読売日本響 2017年 1月31日 サントリーホール
2017年 01月 31日
アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 (ギャヴィン・フッド監督 / 原題 : Eye in the Sky)
この映画は見るものに何か強烈なものを突き付ける。それは戦争の真実であるとともに、映画という文化の一分野の持つ素晴らしい表現力であると思う。なかなかそのように思える映画に出会えることは少ないので、是非一見をお薦めする。